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泉水がある、築山 がある。庭は、松が多い。かなり清楚 な、そしてひろい庭である。
吉川英治 / 治郎吉格子 ページ位置:39% 作品を確認(青空文庫)
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庭・縁側・ベランダ
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前後の文章を含んだ引用
......どない。 草履をたたんで、腹巻と帯のあいだへ。そして、彼は、ぽんと、塀の見越 へ跳び乗った。――後は、音もしない。 中で、ゆっくりと寝こみを待つ考えなのである。 泉水がある、築山 がある。庭は、松が多い。かなり清楚 な、そしてひろい庭である。 屋敷のひろい割あいに、女気は乏しいらしい。厨 、風呂場、座敷、どうもそういう匂いがする。治郎吉は、すっかり夜更 けの成算を立てて、奥の書院らしい、一間だけ灯のとも......
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ナスは、おどろいたことに、小さい小さい鉢で作ったのに、八百屋さんで売っているナスより大きくみずみずしいのができた。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
庭木や花が青い空気の中でさわさわ揺れて、パノラマのように平たい色彩で広がって見える
よしもと ばなな / ムーンライト・シャドウ amazon
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ラブホテルの内壁は、コンクリートにそのまま壁紙を張ったような、息がつまる部屋だった。
吉田修一「悪人」に収録 amazon
陽射しが弾けて、バルコニーが王冠みたいに光る
小川 洋子 / 余白の愛 amazon
部屋の中はきちんと片付けられてはいたが、それもある程度までで、それ以上はどうしようもないといった諦めに似た空気があたりに漂っていて、それが僕の気分を幾らか重くさせた。
村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録 amazon
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