室中の暖か味が少しも身体に感じなくなった。
夢野久作 / あやかしの鼓 ページ位置：68% 作品を確認（青空文庫）
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驚きや恐怖による寒気・ひやり
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前後の文章を含んだ引用
......ぬよりほかにこの呪いから逃れるすべがない事をくり返しくり返し思い知らせられたであろう。 ……そうして百年後の今日只今…… ……私の額から冷たい汗が流れ初めた。室中の暖か味が少しも身体に感じなくなった。背中がゾクゾクして来ると共に肩から手足の力が抜けて鼓を取り落しそうになった。眼の前が青白く真暗くなりそうになって力なく鼓を膝の上におろした。わななく手でハンカチ......
単語の意味
身体（しんたい）
身体・・・人のからだ。肉体。
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室中の暖か味が少しも身体に感じなくなった。
夢野久作 / あやかしの鼓
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