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いつも通り鍵を右に廻した。カチリ、変な抵抗が手先に伝わり、扉は開かない。伸子は屈んで鍵穴を見た。ついで念のため把手を廻して見た。戸は難なく内側に開いた。錠は掛っていなかったのだ。
宮本百合子 / 伸子 ページ位置:11% 作品を確認(青空文庫)
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扉(門・窓)の開閉
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前後の文章を含んだ引用
......「大概狼のような者達ばかりです」 と短く断言した。伸子は、思わずほほえんだ。「狼」――。  彼女は適度な散歩後の気軽な心持で、自分の室へ帰って来た。馴れた無頓着で、いつも通り鍵を右に廻した。カチリ、変な抵抗が手先に伝わり、扉は開かない。伸子は屈んで鍵穴を見た。ついで念のため把手を廻して見た。戸は難なく内側に開いた。錠は掛っていなかったのだ。女中でも掃除に来ているのだろうか。――  伸子は、怪しみながら客間に歩み入ってあたりを見廻した。すると、全く思い設けない佐々の声が寝室の中から彼女を呼び迎えた。 「......
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手先(てさき)
手先・・・1.手の先。手の先端部分。指先。また、手や指の使い方。
2.力のある人の言いなり働く者。手下となって使われる者。手下。
3.部隊の先頭。先頭の兵。先鋒(せんぽう)。
4.江戸時代、町奉行配下の同心の下働きをした者のうち,無給の者。目明かし。 おかっぴき。
5.兜(かぶと)の吹き返しの前方のこと。
6.雁股(かりまた)の鏃(やじり)の先端。
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