ほとんど咽ぶような霧に包まれて
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霧・かすみ・もや
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単語の意味
咽ぶ(むせぶ)
咽ぶ・・・こみ上げてきた喜びや悲しみに、息を詰まらせて泣く。また、食べ物や香り、ほこりなどで息がつまりセキが出る。むせる。
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霧・かすみ・もやの表現・描写・類語(雨・霧のカテゴリ)の一覧 ランダム5
有島武郎 / 生まれいずる悩み
固い月空の下に、私の帰って行くべき丘の群が、薄化粧した女のように、白く 霞んで、静まり返っていた。
昇平, 大岡「野火(のび) (新潮文庫)」に収録 amazon
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空からぽつり、と水が落ちてきた。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
涙が溜まっている目で眺めているような夜景
笹沢 左保 / 終りなき鬼気 amazon
路地の暗がりから亡霊のようにふっと出現した女
阿部 昭 / 阿部昭集〈第4巻〉父と子の夜 無縁の生活 ほか amazon
生易しい雨ではなかった。雨が水のカーテンになって運動公園を覆い隠していた。ポプラ並木も野球場のスコアーボードもサッカー場の芝生も、雨の色に染まって霞んでいた。地面には一面、大粒のしぶきが噴水のように弾けていた。
小川洋子 / ダイヴィング・プール「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
雨は土地に浸み入り、地表を湿っぽい冷ややかさで被った。そして地底を甘味のある地下水で満たした。
村上 春樹 / 1973年のピンボール amazon
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