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いなごの大群は山を越えてやってきた。はじめのうち、それは巨大な暗雲に見えた。次にぶうんという地鳴りがやってきた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 ページ位置:65% 作品を確認(amazon)
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蝗害(こうがい)・イナゴの大群
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前後の文章を含んだ引用
......は玉蜀黍や馬鈴薯が植えられ、男たちは木を切り根を焼いて荒地を開墾した。生命が地表に顔を出し、若い実を結び、人々がほっと一息ついた頃にいなごの大群がやってきた。 いなごの大群は山を越えてやってきた。はじめのうち、それは巨大な暗雲に見えた。次にぶうんという地鳴りがやってきた。いったい何が起ころうとしているのか、誰にもわからなかった。アイヌの青年だけがそれを知っていた。彼は男たちに命じて畑のあちこちに火を焚かせた。洗いざらいの家具に洗......
単語の意味
瑪瑙・碼碯(めのう)
瑪瑙・碼碯・・・宝石のひとつ、アゲートの和名。石英(せきえい)・玉髄(ぎょくずい[=微細な石英が集まり固形化した鉱物])・タンパク石の混合物で、赤褐色や白色などの縞(しま)模様をしている。名前の由来は、石の外観が馬の脳に似ることから。硬度7。
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いなごの大群は山を越えてやってきた。はじめのうち、それは巨大な暗雲に見えた。次にぶうんという地鳴りがやってきた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
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賃貸マンションの壁を移動する、光沢を放つ黒い昆虫を見つめた。素早く斜めに動いたかと思うと、ぴたりと止まり、周囲の様子をすべて観察するかのような不気味な態度を取る。《…略…》まずい、この部屋は完全に占拠された、あの虫に乗っ取られた、と半ば本気で思った。
伊坂 幸太郎 / アイネクライネナハトムジーク amazon
(小さい虫たちが飛び交う)昆虫。昆虫。初冬といっても彼らの活動は空に織るようである。
梶井基次郎 / 冬の蠅
電球が鳴きだしたかと思われるような、すがれた蟋蟀(こおろぎ)の声
里見 トン / 極楽とんぼ―他一篇 amazon
あの鳴き声(蝉)は、いやですねえ。何だか人間の声のようじゃないですか。
梅崎 春生 / 桜島 amazon
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