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両河岸りょうがしは、しもが白い。  ともさない屋形船やかたが一そう、氷をすべるように、大川を下って行った。
吉川英治 / 無宿人国記 ページ位置:9% 作品を確認(青空文庫)
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......覚えておりまする」 「そして……」  と、自分の後ろから、小袖を、女被衣おんなかぶりにして、忍びやかに、尾いてくる者をあごで指して、 「夢――人には告げるな。――わしの浮気を」  両河岸りょうがしは、しもが白い。  ともさない屋形船やかたが一そう、氷をすべるように、大川を下って行った。 「――寒かろう、はいってはどうだ」  中の兵部は、こう、外へ声をかけた。  小袖をかぶったまま、さぎのように、みよしに屈んでいた男は、振り向いた弾みに、刀のこじりを、かたんと......
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