きわどいカーブ
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 ページ位置:75% 作品を確認(amazon)
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曲がり道・カーブ
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前後の文章を含んだ引用
......までまわるんだ」 谷から吹き上げる重い風が右手のスロープに茂る緑の草を下から撫であげていった。車の窓ガラスに細かい砂があたってぱちぱちと音を立てた。 いくつかのきわどいカーブを抜け、車が円錐形の上に近づくにつれて右手のスロープは険しい岩山へと姿を変え、やがて垂直な岩の壁に変った。そして我々はのっぺりとした巨大な壁に刻まれた狭いはりだ......
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曲がり道・カーブの表現・描写・類語(道・道路のカテゴリ)の一覧 ランダム5
カーブを曲がるたびに揺れ、遠心力がかかって身体があっちやこっちに投げ出される車に、酔ってしまった。
綿矢 りさ / かわいそうだね?「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
ほぼ一直線だった獣道は、ここへ来て、斜面に「つ」の字を書く形で大きくまわりこんでいた。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 amazon
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「道・道路」カテゴリからランダム5
尾根道ときたら、まるで痩馬(やせうま)の背をあるくようなもので、二人ならんでは歩けない。
司馬 遼太郎 / 国盗り物語〈1〉斎藤道三〈前編〉 amazon
参観路の砂利は真夏の光りに灼け、私の運動靴の粗悪なゴム裏は、石のひとつひとつに粘ついた
三島由紀夫 / 金閣寺 amazon
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