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上を仰ぐと真黒なすすがランプの光で輝やいて、地獄を裏返しに釣るしたごとく
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:40% 作品を確認(青空文庫)
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ランプ・手に持つ明かり
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前後の文章を含んだ引用
......ゅうに便なるかの疑がある。鼻を付けていで見ると少々鼠くさい。もしここから吶喊とっかんして出たら、柱をたてにやり過ごしておいて、横合からあっと爪をかける。もし天井から来たらと上を仰ぐと真黒なすすがランプの光で輝やいて、地獄を裏返しに釣るしたごとくちょっと吾輩の手際てぎわではのぼる事も、くだる事も出来ん。まさかあんな高い処から落ちてくる事もなかろうからとこの方面だけは警戒をく事にする。それにしても三方から攻撃され......
単語の意味
仰ぐ(あおぐ)
煤(すす)
仰ぐ・・・1.見上げる。上を見る。
2.敬う。尊敬する。
・・・1.煙の中に含まれる黒色の粉。
2.黒く天井や壁のすみにくっ付いた、ちりやほこりの塊。
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夜はランプのあかりだけが何よりのたよりだ うす暗いがそれは人情のやうになつかしい
田中 冬二 / 法師温泉「田中冬二全集〈第1巻〉詩 (1984年)」に収録 amazon
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