TOP > 風景表現 > 室内のようす > 扉(門・窓)の開閉
(銀座のある定食屋の)戸は自動ではなく、薄緑色のペンキを塗った木製の引き戸で、これが重くてしぶくて、うんと力を入れるとようやくゴトゴト音を立てて開く。”なかなか開かない引き戸”というのもなんだか懐かしくて嬉しい。
東海林さだお / コロッケの丸かじり 作品を確認(amazon)
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扉(門・窓)の開閉
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扉(門・窓)がひらく・閉じるの表現・描写・類語(室内のようすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
(錠を開く)ガチッと、掌のなかで、錠の角 が刎 ねた。
吉川英治 / 雲霧閻魔帳
不意に、部屋の空気をかき混ぜるようにトイレのドアが開いて、誰かが出てくる気配がした。《…略…》空気の波がふわりとあたしの上を撫でていく。
朝井 リョウ / ひーちゃんは線香花火「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
カーテンと戸を開け放つ。待っていたように風が吹き込んでくる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
まるで永遠に閉ざされたようにぴったりと閉まり
吉本 ばなな / 新婚さん「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
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畳の上では何か焼いた跡らしく、点々と畳が焦げていて
林芙美子 / 新版 放浪記
流しの排水孔には角切りの小さなじゃがいもが詰まっていて、表面に油が渦を巻く汚い水が溜まっていた。そのヌルヌルして糸を引くじゃがいもを爪で挟んで取り出すと、水がようやく減り始め、鳥肉の屑は円を描いて穴に吸い込まれていった。
村上 龍 / 限りなく透明に近いブルー amazon
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