(切り通し)鬚根 がぼろぼろした土をつけて下がっている、壊 えた赤土のなかから大きな霜柱が光っていた。
梶井基次郎 / 雪後 ページ位置:62% 作品を確認(青空文庫)
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山道・峠道
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前後の文章を含んだ引用
......いた。―― 行一はそこに立ち、今朝の夢がまだ生 なましているのを感じた。若い女の腿 だった。それが植物という概念と結びついて、畸形 な、変に不気味な印象を強めていた。鬚根 がぼろぼろした土をつけて下がっている、壊 えた赤土のなかから大きな霜柱が光っていた。 ××というのは、思い出せなかったが、覇気 に富んだ開墾家で知られているある宗門の僧侶――そんな見当だった。また○○の木というのは、気根を出す榕樹 に連想 を持ってい......
単語の意味
赤土(あかつき・せきど)
赤土・・・赤い土。赤色は鉄分に由来するもの。
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尾根道ときたら、まるで痩馬(やせうま)の背をあるくようなもので、二人ならんでは歩けない。
司馬 遼太郎 / 国盗り物語〈1〉斎藤道三〈前編〉 amazon
左右から木立の茂った山の崖裾の間をくねって通って行く道は、ときどき梢の葉の密閉を受け、行手が小暗くなる。
岡本かの子 / 東海道五十三次
月夜の峠でのそよ風が、自由なはばたきへの誘いをひそめている
島尾 敏雄 / 島尾敏雄 amazon
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「道・道路」カテゴリからランダム5
地表に結ばれた光の帯のように高速道路が蛇行し
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
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