トブーン、ドブーンとゆるく腹 に波が当っている。
小林多喜二 / 蟹工船 ページ位置:50% 作品を確認(青空文庫)
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船・ボート
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前後の文章を含んだ引用
......ってるべよ」 「…………」何か云いたげな、然しグイとつまったまま、皆だまった。 「こ、こ、殺される前に、こっちから殺してやるんだ」どもりがブッきら棒に投げつけた。 トブーン、ドブーンとゆるく腹 に波が当っている。上甲板の方で、何処かのパイプからスティムがもれているらしく、シー、シ――ン、シ――ンという鉄瓶 のたぎるような、柔かい音が絶えずしていた。 寝る前に、漁夫達は......
単語の意味
腹(はら)
腹・・・1.ヒトなど動物の、胴の下半部の前面と考えられる側。背(せ)の反対側の部分。また、その内側にある内蔵。
2.(腹の内面にあるものとして)心。考え。感情。気持ち。また、度量や度胸、気力もいう。
3.物の中央の膨らんだ部分。「指の腹」「銚子の腹」など。
4.背に対して、物の内側の部分。
2.(腹の内面にあるものとして)心。考え。感情。気持ち。また、度量や度胸、気力もいう。
3.物の中央の膨らんだ部分。「指の腹」「銚子の腹」など。
4.背に対して、物の内側の部分。
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反古紙(ほごがみ)を貼りつけたような日本の漁船
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