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暇・時間を持て余すの表現・描写・類語(時間・スピードのカテゴリ)の一覧 ランダム5
貸ビルが建っていて、屋上には電気冷蔵庫の巨大な広告パネルが取り付けられていた。エプロンをつけた30歳ばかりのいかにも貧血症といった感じの女が前かがみになって、それでも楽しそうにドアを開けているおかげで、僕は冷蔵庫の中身をのぞき見ることができた。 フリーザーには氷と1リットル入りのバニラ・アイスクリーム、冷凍海老のパック、二段めには卵のケースとバターにカマンベール・チーズ、ボーンレス・ハム、三段めには魚と鶏のもも肉、一番下のプラスチック・ケースにはトマト、キュウリ、アスパラガス、レタスにグレープフルーツ、ドアにはコカ・コーラとビールの大瓶が3本ずつ、それに牛乳のパックが入っていた。 僕は彼女を待つ間、ハンドルにもたれかかったまま冷蔵庫の中身を平らげる順番をずっと考えてみたが、何れにせよ1リットルのアイスクリームはいかにも多すぎたし、ドレッシングの無いのは致命的だった。
村上春樹「風の歌を聴け (講談社文庫)」に収録 amazon
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同じ人間が二本の映画でまったく別の人間を演じているのをながめるような違和感。
中島 らも / 今夜、すベてのバーで amazon
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鳥のように素早く部屋へはいって来て
太宰治 / 人間失格
ここから先は誰にとっても未知の領域だ。地図はない。次の角を曲がったところに何が待ち受けているか、曲がってみなくてはわからん。見当もつかない。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
遠い微かな穴の奥底のような昔
佐藤 春夫 / 田園の憂鬱 amazon
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