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霧笛のようなもの哀しいいびき
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 ページ位置:52% 作品を確認(amazon)
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イビキ・寝息
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前後の文章を含んだ引用
......腹を立てるとぐしゃぐしゃとした緑色のフルーツ・ゼリーのような体を震わせて怒った。その怒り方にはどことなく微笑ましいところがあった。 我々の前方の席では中年の男が霧笛のようなもの哀しいいびきをかきつづけていた。右手の隅ではヘビー・ペッティングが進行していた。後方で誰かが巨大な音のおならをした。中年男のいびきが一瞬止まるくらいの巨大なおならだった。女......
単語の意味
霧笛(むてき・きりぶえ)
霧笛・・・霧で視界不良の場合に、衝突事故を防ぐために、船や灯台が鳴らす汽笛。
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母上は疲れ果てたように、間もなく破れた草笛のような、かすれた小さい寝息を立てて眠った。
大原 富枝 / 婉という女 amazon
呑気 な鼾をかいている
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
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夢とわからないほど生々しい夢
吉本ばなな / サンクチュアリ「うたかた/サンクチュアリ」に収録 amazon
(眠いけど食べる)頭の芯は眠気で凝り固まっているのに、手足は妙にふにゃふにゃしている。感覚も眠っているので、味を想像したりすることもなく、ただひとつひとつの手順を生理現象のようにこなしていく。
小川洋子 / 完璧な病室「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
小さな日だまりの中で短く眠った。夢も何もない、純粋な空白を思わせる眠りだった。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
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