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武器の比喩を使った文章の一覧(34件)
機銃掃射が空間に穴をあけながら過ぎる
辻井 喬 / 暗夜遍歴 amazon
山上から矢を雨のごとく注ぐ
中島 敦 / 李陵 amazon
豆を炒るような小銃を発散する音
今 東光 / 東光金蘭帖 amazon
親の仇のようにナイフをチーズに突き刺す
常盤 新平 / マフィアの噺 amazon
詰んだ地肌に引いている深い匂いが薄霞のたなびいたようで、何ともいえず高い気品のある刀
海音寺 潮五郎 / 武道伝来記 amazon
釜が不気味な動物を思わせる青黒い光を放つ
安岡 章太郎 / 海辺の光景 amazon
ぎとぎとする包丁が、口をとがらせた魚類めいている
北村 薫 / 水に眠る amazon
はずみをくらった小さな動物のように、弾倉が軽い音で回転する
藤本 義一 / やさぐれ刑事 amazon
槍の研ぎ澄まされた穂先が、すすきの原のように白光に噴く
光瀬 龍 / 百億の昼と千億の夜 amazon
ミシンをかけられたみたいにずたずたにされた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
銃は、先につけられた器具のせいでかなり長く、見えない串で突き刺されたかのような感覚があった。
伊坂 幸太郎 / マリアビートル amazon
構えた銃が、七尾を狙った。銃は、それほど大きくなく、銃を持つのではなく変則的な形のデジタルカメラを向けているようにも見える。
伊坂 幸太郎 / マリアビートル amazon
「動くな」男は銃口をぐいと突き出すようにした。至近距離であるため、銃で狙うというよりも、刃物で脅しつけるような様子でもあった。
伊坂 幸太郎 / マリアビートル amazon
どん、と破裂するような音がしたのはその時だ。 勢い良く、鉄の杭を壁に打ち込むような、瞬間的ながら激しい響きが、聞こえた。
伊坂 幸太郎 / マリアビートル amazon
軍刀を抜いた。掛け声とともに打ち下ろすと、首は毬(まり)のように飛び
火野 葦平 / 麦と兵隊 amazon
兵隊の脇腹に銃創があり、そこだけ萎んだ花弁のような形で、周りの皮膚より黒ずんで厚ぼったく変色している
大江 健三郎 / 死者の奢り amazon
腰に下げたままのサーベルで鞘ごとしょぴいたのが、なにか長い、光る尻っぽで叩いたように見えたのだ。
野上 彌生子 / 哀しき少年 amazon
不気味な動物をおもわせる青黒い光りを放ちながら
安岡 章太郎 / 海辺の光景 amazon
焼夷弾と爆弾では凄みにおいて青大将と蝮(まむし)ぐらいの相違があり
坂口 安吾 / 白痴 amazon
引き裂くような機銃の音
梅崎 春生 / 桜島 amazon
荷物の風呂敷から刀の鞘が足のように食(は)み出していた
川端 康成 / 伊豆の踊子 amazon
どこかで銃声が鳴った気がした。@略@車のバックファイアーの音にも聞こえた。
伊坂 幸太郎 / ラッシュライフ amazon
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