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湯気が日光の中で小さな無数の粒になってモヤモヤと動いている。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:13% 作品を確認(amazon)
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水蒸気・湯気
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前後の文章を含んだ引用
......ゃあ、ちょっと失敬するよ」こう云って謙作は風呂場へ行った。 彼は久しぶりで風呂へ入ったような気がした。気持のいい日光が硝子窓を透して箱風呂の底まで差込んでいた。湯気が日光の中で小さな無数の粒になってモヤモヤと動いている。彼は兄が待っているのでなければ、長閑な気持で、ゆっくりと浸かっていたかった。「お前が家を空けるのでお栄さんが心配してられるよ」信行はそんな事を云って笑った。 謙......
単語の意味
日光(にっこう)
日光・・・日の光。大陽光線。
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陽光の中を行く私の体からは絶えず水蒸気が 騰り続けた。手から、髪から、軍衣から、 火焔 のように立って、背後に 棚引いた。
大岡 昇平「野火(新潮文庫)」に収録 amazon
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露店がぎっしりシラミの卵みたいにつながる
安岡 章太郎 / 質屋の女房 amazon
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