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顔に、西の方の丘に隠れようとしている太陽の光線が、あかあかとあたって、 頬 や 顎 の 窪みに、影をつくっていた。
大岡 昇平「野火(新潮文庫)」に収録 ページ位置:66% 作品を確認(amazon)
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光に照らされた顔や姿
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前後の文章を含んだ引用
......き出していた或る夕方、私はその赤をもっとよく見るため丘を登って行った。そして孤立した頂上の木に、背を凭せて動かぬ一個の人体を見た。 彼は眼を閉じていた。その緑の顔に、西の方の丘に隠れようとしている太陽の光線が、あかあかとあたって、頬や顎の窪みに、影をつくっていた。 彼は生きていた。眼が開いた、真直に太陽を見ているらしかった。 唇が動き、言葉が洩れた。「燃える、燃える」と彼はいった。「早い、実に早く沈むなあ。地球が廻ってる......
単語の意味
光線(こうせん)
頬(ほお・ほほ)
顎・頤・腭(あご)
光線・・・光のすじ。光の線。差してくる光。
・・・顔の一部。顔の両脇で、口の真横にあるやわらかい部分。ほっぺ。ほっぺた。
顎・頤・腭・・・1.口の上下の、歯の生えている部分で、話したり物を噛んだりするのに役立つ器官。
2.下あご。頤(おとがい)。
3. 釣り針の先に逆向きにつけた返しのこと。釣り針のかかり。鐖・逆鉤・逆鈎(あぐ)。
4.機械や道具などで、物をつかんだり引っ張ったりする開閉部分。
5.食事。食料。まかない。食費。
6.口をきくこと。物言い。おしゃべり。
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肩に陽差しがあたっていた。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
昼間みたいに鮮やかに照らされていた。
村田 沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」に収録 amazon関連カテサーチライト・探照灯光に照らされた顔や姿
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喜一は首から上だけ白く輝いて、ひどく おも わりして見えた。
宮本 輝 / 泥の河「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
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皮膚に弾力のない不具者
林芙美子 / 新版 放浪記
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