人は悲しみに突き動かされたとき、そのつらさを詩歌に 綴る
新渡戸稲造 訳:岬龍一郎「いま、拠って立つべき“日本の精神” 武士道 (PHP文庫)」に収録 ページ位置:48% 作品を確認(amazon)
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悲しみによる体の反応、リアクション
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前後の文章を含んだ引用
......や怒りとのバランスをとるためのものなのだ。 こうした感情の抑制を常に強要されるために、日本人はその安全弁を詩歌に求めた。十世紀のある歌人は、「日本でも中国でも、人は悲しみに突き動かされたとき、そのつらさを詩歌に綴る」と書いている。たとえば、先立った子どもがいつもトンボ採りに出かけて留守なのだと想像することで、自分の心を慰めようとした母親は、 蜻蛉つり 今日はどこまで 行......
単語の意味
詩歌(しか・しいか)
詩歌・・・和歌や俳句、詩などリズムを持ったり、韻を踏んだ文章の総称。
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泣き出すんじゃないだろうなと、蒔野はその思いつめた様子にたじろいだ。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
まるでガラス壜(びん)に入れられた蠅のように虚無という不可能に突き当りながら、とび廻っていたのだ。
椎名 麟三 / 永遠なる序章 amazon
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