上気した顔には、汗が一つ一つ粒になって出ていた。
小林多喜二 / 蟹工船 ページ位置:66% 作品を確認(青空文庫)
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頭に血がのぼる・逆上する・キレる
汗(をかく)
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前後の文章を含んだ引用
......に上ってきた。サロンの前を通ると、中から酔払って、無遠慮に大声で喚 き散らしているのが聞えた。 給仕 が出てきた。サロンの中は煙草の煙でムンムンしていた。 給仕の上気した顔には、汗が一つ一つ粒になって出ていた。両手に空のビール瓶 を一杯もっていた。顎 で、ズボンのポケットを知らせて、 「顔を頼む」と云った。 漁夫がハンカチを出してふいてやりながら、サロンを見て、「何して......
単語の意味
上気(じょうき)
上気・・・頭に血が上ってぼーっとなること。のぼせること。のぼせて顔が赤くなること。
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流れ落ちる汗のためべっとり濡れた砂埃が黒い苔のように付着している
野間 宏 / 顔の中の赤い月「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
うすい髭にたまる汗
芥川龍之介 / 芋粥
額から黒い脂汗がコールタールのように流れる
木山 捷平 / 苦いお茶 amazon
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両耳のウラを真赤にして、トマリ木でおびえる小鳥のように背をまるめて顔をふせている。
安岡 章太郎 / 悪い仲間 amazon
岡本かの子 / 金魚撩乱
胎児のように身をちぢめなければならぬ
林 房雄 / 青年 (1964年) amazon
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絞りだすような音だけがかすかにもれた。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 amazon
ひたいにぷっぷっと汗が吹いている
灰谷 健次郎 / 太陽の子 amazon
ふいっとラムネの玉が咽喉(のど)につかえたように、そして身体中がかたくこわばって
吉屋 信子 / 妻も恋す「女の暦・妻も恋す (1951年) (傑作長編小説全集〈第6〉)」に収録 amazon
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