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泡の中から彼の姿がのぞくと、揺らめく水面が肩の輪郭をなぞってベールのように盛り上がる。彼はそのベールを被ったまま、プールサイドに向かってゆっくりと泳ぐ。
小川洋子 / ダイヴィング・プール「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 ページ位置:3% 作品を確認(amazon)
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水面から出てくる
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前後の文章を含んだ引用
......がっかりしたり、手をたたいて喜んだりすることもない。純のしなやかに伸びきった身体は、薄っぺらな感情を突き破って、もっと奥深いわたし自身の髄に吸い込まれていく。 泡の中から彼の姿がのぞくと、揺らめく水面が肩の輪郭をなぞってベールのように盛り上がる。彼はそのベールを被ったまま、プールサイドに向かってゆっくりと泳ぐ。大きくて正確な平泳ぎだ。 飛び込み競技のテレビ中継で、プールの中に備え付けられた水中カメラの映像を見たことがある。水面を突き破ってきた選手たちは、そのままの勢い......
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ベール
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵(すがた)
ベール・・・1.女性が頭からかぶる薄い布やネット。顔を覆い隠すくらいの長さがある。
2.はっきりさせないために覆い隠すもの。とばり。「秘密のベールに包まれる」「ついにベールを脱ぐ」
ヴェール。
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵・・・1.身体の形。からだつき。人のからだの格好。衣服をつけた外見のようす。
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
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油のギラギラ浮いた 水 溜り
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
人生の帰り路にでも行きあたっているような荒涼とした夜の湖の景色であった。
林 芙美子 / 松葉牡丹「林芙美子全集〈第13巻〉晩菊・松葉牡丹 (1951年)」に収録 amazon
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