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夜の闇 の中で、波が歯をムキ出すのが、時々青白く光ってみえた。
小林多喜二 / 蟹工船 ページ位置:17% 作品を確認(青空文庫)
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波
時化・海が荒れる、波立つ
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......るんだよ」と云って話してきかせた。 ――今朝の二時頃だった。ボート・デッキの上まで波が躍り上って、間を置いて、バジャバジャ、ザアッとそれが滝のように流れていた。夜の闇 の中で、波が歯をムキ出すのが、時々青白く光ってみえた。時化のために皆寝ずにいた。その時だった。 船長室に無電係が周章 ててかけ込んできた。 「船長、大変です。S・O・Sです!」 「S・O・S? ――何船だ」 「秩父......
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酢っぱくって渋くって泡の立つ葡萄酒のような、コクの強い、野蕃な海
梶井基次郎 / 海 断片
浪は浪を呑み、捲き、煽 り立て
太宰治 / 走れメロス
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遊覧客や病人の眼に触れ過ぎて甘ったるいポートワインのようになってしまった海
梶井基次郎 / 海 断片
高い天窓からの光が水槽を霧のように白く光らせ
大江 健三郎 / 死者の奢り amazon
長い浅瀬を、なだらかな波が寄せては返す
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
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世界が消え失せるばかりの大地震、大噴火、大海嘯 が四方八方から渦巻き起る。
夢野久作 / ドグラ・マグラ
みしみしと細かく家のきしむ音がしたかと思うと、部屋が揺れ始めた。
綿矢 りさ / かわいそうだね?「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
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