躯をすりへらしてこっぱみじんの働きぶり
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:94% 作品を確認(青空文庫)
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働く・労働
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前後の文章を含んだ引用
......えくれれば、私はどんなに助かるだろうと思うけれども、母はこれもなりゆきの事故、いましばらく辛抱しなさいと云う。義父はまた今朝からばくちに出掛けてゆく。母だけが、躯をすりへらしてこっぱみじんの働きぶりなり。 只、母も私も、長い苦痛の連続のみにすがって生きているようなものなり。せめて、私が男に生れていたならばと思う。母の働いた金はみんな父のばくちのもとでに消え......
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働く・労働の表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
身を粉にしても働く
林芙美子 / 新版 放浪記
大人の屈強な男だって耐え難いような重労働
中島 京子「小さいおうち (文春文庫)」に収録 amazon
朝から晩まで機械のごとく働かねばなりません
有島武郎 / 或る女
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「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
左手を二の腕がのぞき出るまでずっと延ばして
有島武郎 / 或る女
女の顔は、噴水のように吹き上げる涙でたちまちびっしょりと濡れてしまった。
伊藤 永之介 / 鶯 (1956年) amazon
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