夕方、よほど早くに飛びこまぬと、つぎからつぎへつめかける客で、ここのすばらしい焼鳥を食べることができなかった
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:27% 作品を確認(amazon)
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繁盛している
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前後の文章を含んだ引用
......、このあたりに焼鳥やの〔樹の枝〕が、小さな店をかまえているときいたことを、おもい出した。 むかし、〔樹の枝〕は法善寺横丁の近くの路上で屋台を出していたものだが、夕方、よほど早くに飛びこまぬと、つぎからつぎへつめかける客で、ここのすばらしい焼鳥を食べることができなかったものだ。 見るからに苦っぽい亭主が愛想ひとついわぬばかりか、客に噛みつきそうな面がまえで鳥を焼く。そのそばで、これもまた不愛想きわまりないおかみさんが、黙念と鳥......
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(店内は)客ではち切れんばかり
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 amazon
時間は午後の一時半で大食堂は八分の入り。
東海林 さだお「タコの丸かじり」に収録 amazon
ジェイズ・バーは久し振りに客で込みあっていた。《…略…》まるで夏の盛りがもう一度巡ってきたような夜だった。
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
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美しいママが女の子やおばさんたちの先頭に立ち、きびきびと立ちはたらき、なごやかに客あつかいをしている。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
(老人ホームは)近代的な作りの白いビルで、一見するとマンションのように見えた。
百田尚樹「永遠の0」に収録 amazon
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