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受話器の中からククッと乾いた音が響いて切れてしまった。
阿刀田 高 / 捩れた夜「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 ページ位置:22% 作品を確認(amazon)
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電話を切る・終話
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......器を取った。「もし、もし」「もし、もし、あたし」 聞き慣れない女の声である。「どなたですか」「これから行くわ。待ってて」「もし、もし……」 敏郎が声を掛けたが、受話器の中からククッと乾いた音が響いて切れてしまった。 ──夫佐子だろうか── 真夜中にこのマンションへ訪ねて来る女と言えば、夫佐子以外に思い当たる人はいない。しかし電話の声は夫佐子ではなかったようだし、彼女はたと......
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まるで発作のたかまりの究極で、生命の糸が引きちぎられるかのように、ぷつんとその電話は切れた。そしてあとには漂白されすぎた下着のような暖かみのないがらんとした沈黙だけが、残った。
村上春樹 / ローマ帝国の崩壊・一八八一年のインディアン蜂起・ ヒットラーのポーランド侵入・そして強風世界「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
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大根を紙のように薄く切る
向田邦子 / 大根の月「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
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べつに何もない」と僕は言って椅子に座り、左手に持っていた受話器を右手に移しかえた。
村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
まるで発作のたかまりの究極で、生命の糸が引きちぎられるかのように、ぷつんとその電話は切れた。そしてあとには漂白されすぎた下着のような暖かみのないがらんとした沈黙だけが、残った。
村上春樹 / ローマ帝国の崩壊・一八八一年のインディアン蜂起・ ヒットラーのポーランド侵入・そして強風世界「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
(電話でため息)耳には聞こえないが、細く息を吐くような気配が届く。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon関連カテため息・吐息電話で話す
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