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命限りにもがく
有島武郎 / 或る女(前編) ページ位置:4% 作品を確認(青空文庫)
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あがく・ジタバタする
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前後の文章を含んだ引用
......の婦人が、心の底の動揺に刺激されてたくらみ出すと見える残虐な譎計 は、年若い二人の急所をそろそろとうかがいよって、腸も通れと突き刺してくる。それを払いかねて木部が命限りにもがくのを見ると、葉子の心に純粋な同情と、男に対する無条件的な捨て身な態度が生まれ始めた。葉子は自分で造り出した自分の穽 にたわいもなく酔い始めた。葉子はこんな目もくら......
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指先で押さえつけられた蟻のような情けない滑稽なあがき
椎名 麟三 / 美しい女 amazon
庭鳥(にわとり)のようにばたばたする
井伏 鱒二 / 多甚古村 amazon
羽根をぬかれた鴉 のように、矢を避け避け、もがいている。
芥川龍之介 / 偸盗
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考えごとをしようかと思ったが、考えるべきことをひとつとして思いつけなかった。《…略…》頭がまとまった何かを考えることを拒否しているらしい。頭の芯にもつれた糸のようなかたまりがある。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 1 amazon
烈しく首をふり、吐き気のようにこみあげてきたこの不愉快な想像を無理矢理に抑えつけようとしたが、しかし抑えつけようと努力すればするほどその想像は意志とは無関係に浮んでくる。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
あなたは殺人犯に何の制裁も与えず、社会に解き放ったんだ
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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