白い蝶々が雪のように群れて
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:12% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
蝶々(ちょうちょ)
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......をサクサク洗ってみたのです。雨に濡れながら、只一筋にはけて行く白い水の手ざわりを一人で楽しんでいる。 (六月×日) 朝。 ほがらかな、よいお天気なり。雨戸を繰ると白い蝶々が雪のように群れていて、男性的な季節の匂いが私を驚かす。雲があんなに、白や青い色をして流れている。ほんとにいい仕事をしなくちゃいけないと思う。火鉢にいっぱい散らかっていた煙草の吸......
単語の意味
蝶(ちょう)
蝶・・・1.鱗翅目(りんしもく[=ガやチョウなど])の昆虫でガ以外のものを総称。四枚の大きな羽を羽ばたかせひらひらと昼間に飛ぶ。止まった時の羽を直立して閉じる、口先がらせん状になっているなどガと区別する。ただし、生物学的には明確な違いはない。主に昼間活動する。ひらひらと飛ぶ様子は死者の魂に結び付けられることもある。古名で「かわひらこ」という。
2.紋所の名。1の蝶をかたどったもの。
2.紋所の名。1の蝶をかたどったもの。
ここに意味を表示
蝶々(ちょうちょ)の表現・描写・類語(昆虫・虫のカテゴリ)の一覧 ランダム5
白い蝶々が雪のように群れて
林芙美子 / 新版 放浪記
花にたわむれている蝶は粉雪のように軽い
白洲 正子 / 能の物語 amazon
白い蝶のむれは白い花畑のように数を増して来た。
川端 康成 / 眠れる美女 amazon
このカテゴリを全部見る
「昆虫・虫」カテゴリからランダム5
(ゴキブリ)黒い羽根がおちょこの傘みたいにそっくり返ってる
島田 雅彦 / ある解剖学者の話「ドンナ・アンナ (新潮文庫)」に収録 amazon
こおろぎが寒げに鳴いている
伊藤左千夫 / 野菊の墓
植え込みのてんとう虫は、茎のこちら側から裏側へ、裏側から表面へと移動しながら、上を目指した。長い茎を、螺旋階段を模すように、くるくると回り込みながら、上昇していく。祝福を誰かに届けるために、せっせと駆け上がるかのようだ。
伊坂 幸太郎 / マリアビートル amazon
蟬が乾いた音をたて鳴きつづけている。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
昆虫・虫 の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ