TOP > 風景表現 > 昆虫・虫 > 蝉(せみ)


カテゴリ検索 単語の意味
蟬が乾いた音をたて鳴きつづけている。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 ページ位置:58% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
蝉(せみ)
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
...... むきだしの中庭に白い光が容赦なく照りつけている。真昼の白い光の中で地面に黒い染みがはっきり残っていた。片眼の男の死体から流れた血である。 さっきと同じように、蟬が乾いた音をたて鳴きつづけている。風はない。さっきと同じように一匹の蠅が自分の顔の周りを鈍い羽音で廻っている。外界は少しも違っていなかった。一人の人間が死んだというのに何も変らなかった。司祭は格......
単語の意味
蝉・蟬(せみ)
蝉・蟬・・・1.セミ科の昆虫を総称。夏に鳴く虫の代表。羽を畳んで木に止まり、雄は高い声で鳴きたてる。幼虫は数年かかって成虫になるが、成虫の寿命は10日から20日と短い。
2.高いところに物を引き上げるときに使う、小さな滑車。
ここに意味を表示
蝉(せみ)の表現・描写・類語(昆虫・虫のカテゴリ)の一覧 ランダム5
裏の丘陵は一ぱい蝉時雨で、丘が動き出しそうだ。
岡本 かの子 / やがて五月に「岡本かの子全集〈4〉 (ちくま文庫)」に収録 amazon
林に囲まれたこぢんまりしたお寺で、せみの声が何重にも渦を巻いていた。
小川洋子 / 完璧な病室「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「昆虫・虫」カテゴリからランダム5
庭の木で蜩が鳴いている。  夏の終わりが近い。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー〈2〉 (文春文庫)」に収録 amazon関連カテ蝉(せみ)晩夏・夏の終わり
カテゴリ検索 単語の意味
同じカテゴリの表現一覧
昆虫・虫 の表現の一覧 
風景表現 大カテゴリ
表現の大区分