無心に待っている
太宰治 / 走れメロス ページ位置:65% 作品を確認(青空文庫)
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待つ
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前後の文章を含んだ引用
......でも私を信じた。私も君を、欺かなかった。私たちは、本当に佳い友と友であったのだ。いちどだって、暗い疑惑の雲を、お互い胸に宿したことは無かった。いまだって、君は私を無心に待っているだろう。ああ、待っているだろう。ありがとう、セリヌンティウス。よくも私を信じてくれた。それを思えば、たまらない。友と友の間の信実は、この世で一ばん誇るべき宝なの......
単語の意味
無心(むしん)
無心・・・1.無邪気なさま。雑念や欲望にまったくとらわれてないさま。
2.正当な理由も無く、人に金品をねだること。
2.正当な理由も無く、人に金品をねだること。
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シャツを着たお父さんがしょんぼり煙草をふかして私を待っていた
林芙美子 / 新版 放浪記
テストの結果を待つ子供のように、祐一は美保が食べるのを待っている。
吉田修一「悪人」に収録 amazon
20 分も早くついてしまったのに、弁天堂の前に父はいた。 あっさりと、あっけなくいた。
吉本 ばなな / 血と水「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
(待ちくたびれる)帰りの遅い夫を待ちくたびれて、食卓にうつ伏したまま 転た寝 をした
向田邦子 / 男眉「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
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警察手帳のようなもの
伊坂 幸太郎「陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)」に収録 amazon
心臓が肋骨を持ち上げるくらい激しく動いている
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
自分の機能がこわれたかと思った。ものすごく酔っぱらっている時みたいに、自分に関係ないところで、あれよあれよと涙がこぼれてくるのだ。
吉本 ばなな / キッチン「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
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