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一軒だけ人家があって、かえでのような木が幻燈のように光を浴びている。大きな闇の風景のなかでただそこだけがこんもり明るい。
梶井基次郎 / 闇の絵巻 ページ位置:73% 作品を確認(青空文庫)
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屋内から外に洩れる明かり
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前後の文章を含んだ引用
......右手からも杉山が傾きかかる。この山に沿って街道がゆく。行手は如何いかんともすることのできない闇である。この闇へ達するまでの距離は百メートルあまりもあろうか。その途中にたった一軒だけ人家があって、かえでのような木が幻燈のように光を浴びている。大きな闇の風景のなかでただそこだけがこんもり明るい。街道もその前では少し明るくなっている。しかし前方の闇はそのためになおいっそう暗くなり街道をみ込んでしまう。  ある夜のこと、私は私の前を私と同じように提灯ちょうちんなしで......
単語の意味
軒(のき)
風景(ふうけい)
・・・屋根の端の下にさがった部分で、建物の外壁より突き出ている部分。
風景・・・自然の景色。目の前に広がる眺め。その場の情景。
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