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白いペンキはいたるところでかさぶたのようにめくれあがってはげ落ち、はげ落ちた部分は雨に打たれて長いあいだに黒く変色していた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 ページ位置:78% 作品を確認(amazon)
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ペンキ
ぼろい・使い古された
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前後の文章を含んだ引用
......て頭上を横切っていった。 長い時間をかけて我々がその建物に辿り着いた時、雨は既にぽつぽつと降り始めていた。建物は遠くから見るよりずっと大きく、ずっと古びていた。白いペンキはいたるところでかさぶたのようにめくれあがってはげ落ち、はげ落ちた部分は雨に打たれて長いあいだに黒く変色していた。ここまでペンキがはげ落ちてしまうと新しくペンキを塗りなおすためには古いペンキを全部はがしてしまわなくてはならないだろう。その手間を考えると他人事ながらうんざりし......
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フレイムに塗られた青いペンキは、剥げて、けば立って、枯れた造花のように巻きちぢれていた。
三島 由紀夫 / 金閣寺 amazon
同じ画描きでも私のは個性のないペンキ屋さん
林芙美子 / 新版 放浪記
青いペンキはあばたのように剥げ
山本 周五郎 / 青べか物語 amazon
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一寸見たのでは木か金かも知れないほど古びている。
伊藤左千夫 / 野菊の墓
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記事の一部なので題名も筆者も分らなかった。
松本 清張 / 美の虚像「松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)」に収録 amazon
(口の中に灰を落とすタイプの)赤い達磨 の灰落しも、今朝最初に見た時の通りの方向を向いて、永遠の欠伸 を続けている
夢野久作 / ドグラ・マグラ
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ダンプカーが通り抜けられるくらいの大きな穴
ロナルド・マンソン / ファン・メイル (上) amazon
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