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誰も喋らず、しんとしたやるせない空気が部屋に流れていた。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:64% 作品を確認(amazon)
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雰囲気が悪い・重苦しい空気
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前後の文章を含んだ引用
......チンへ入り、救急箱を手にして戻ってきた。 池本の傷は深くなかったようで、杏子が手当てをし、血はすぐに止まった。その間、雪見は義母と一緒に割れたコップを片づけた。誰も喋らず、しんとしたやるせない空気が部屋に流れていた。 惨敗だな……片づけ終わった雪見はクッションの上にへたり込んだ。武内の話で不可解な出来事の真実が明らかになったという、霧が晴れたような思いはどこにもなかった。た......
単語の意味
遣る瀬無い(やるせない)
遣る瀬無い・・・気持ちを晴らす手段がなくてスッキリしない。切ない。どうしようもなくて、ただ悲しい。
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空気が重苦しくなった。立っている僕らが、それぞれ見えない綱を引っ張り合っているようだ。息苦しくなる。
伊坂 幸太郎 / オーデュボンの祈り amazon
そのぴりぴりとした独特の空気に、まだ肌が慣れていない。
朝井 リョウ / 僕は魔法が使えない「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
夕方前には満喜子、登の両夫婦が帰っていき、大きな区切りがついた家の中は気だるい静けさに包まれた。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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会社全体に怠惰な空気が漂いはじめている。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
ふと、顔を上げて、窓の向こうを見る。 ちょうど隣の家の窓で人影が動いたように見えた。雪見が凝視したときには、それは消えていた。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
若い豹の毛皮にでも包まれているような、精悍で優婉な肌触りの空気
岡本 かの子 / 落城後の女「岡本かの子全集〈4〉 (ちくま文庫)」に収録 amazon
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