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蜘蛛 の糸ほどにか細くなってしまった夫婦の 絆
浅田次郎 / オリヲン座からの招待状「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 ページ位置:20% 作品を確認(amazon)
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信頼関係にない・人に対する不信感
不仲・仲が悪い・犬猿の仲
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前後の文章を含んだ引用
......返して歩き出した。迷い子のように途方にくれた良枝の顔が、瞼に灼きついて離れなかった。 今さら遠い昔に捨てた故郷を訪ねたところで、何が変わるとは思えない。ましてや蜘蛛の糸ほどにか細くなってしまった夫婦の絆が、そんな感傷めいた行為によって恢復できるはずはない。 吹き抜けのピロティーのただなかに佇んで、祐次ははるかな高みから降り落ちてくる春の光を見上げた。 オリヲン......
単語の意味
蜘蛛(くも)
蜘蛛・・・クモ目の節足動物の総称。8本足で体は袋状。尻から糸を出す。ほとんどの種は糸を使って巣を張り、そこに虫を捕らえて食べる。
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椎名 麟三 / 美しい女 amazon
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