身が竦むほど静かなまま
吉田修一「悪人」に収録 ページ位置:95% 作品を確認(amazon)
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静けさ・静寂
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前後の文章を含んだ引用
......かりながら廊下を進んだ。追いかけてくるなら来い、笑いたければ笑え、と思った。閉まったドアの向こうからは、追ってくる足音も、笑い声も聞こえなかった。薄暗い廊下は、身が竦むほど静かなままだった。◇ 今、夕日が水平線に触れた。祐一は断崖の突端に立ち、夕日の中へ飛び込んでいく二羽の海鳥を目で追った。 祐一は日が沈むのを待たずに、灯台の管理小屋へ戻っ......
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静けさ・静寂の表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
一時の騒ぎが大嵐の跡のように静まり
正宗 白鳥 / 何処へ「何処へ・入江のほとり (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
この緑の中、静かな海辺、青空。音がしない。かすかなつぶやきのような自然の声があんまり多すぎて無音だ。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
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瀕死の野獣の悲鳴のような汽笛が聞こえる
高橋 和巳 / 捨子物語 amazon
飼育場はしんと静まりかえっていた。羊たちはあのブルーの目でそれぞれの沈黙の空間をみつめているのだろう。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
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