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時計の刻むような音が頭の中でする。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 ページ位置:34% 作品を確認(amazon)
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頭の中が真っ白・茫然自失
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......ぎながら答えた。「そうか。おやじも年をとったな」 だが彼は病室にはいった。そしてあわてて、ふりむいた助手に肯くと死体の脚に差しこまれたリンゲルの針を手に持った。時計の刻むような音が頭の中でする。 戸田が近よってきた。彼は黙ってセルロイドのケースに入れた手巻煙草を勝呂に差しだしたが、勝呂は力なく手をふって断った。「コメディやったな」病室をチラッとみて戸田......
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頭の中が真っ白・茫然自失の表現・描写・類語(思考・頭の中の状態のカテゴリ)の一覧 ランダム5
(頭が真っ白で何も聞こえない状態からの回復)彼女を包んでいた空白が消滅し、栓がとれたみたいにまわりの騒音が一挙に戻ってきた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
時計の刻むような音が頭の中でする。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
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「思考・頭の中の状態」カテゴリからランダム5
斜面を滑るように走りおりました。ゆっくり歩いていると、この不快な想念が次々と水泡のように意識の上にのぼってくるのが怖ろしかった。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
先の企みが、断片的に出てきたが、それは今の場合、浮游物のようなものだった。
松本 清張 / 真贋の森「松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)」に収録 amazon
雑念を振り払うように、からあげをかたまりのまま口に放り込んだ。
湊 かなえ「花の鎖 (文春文庫)」に収録 amazon
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