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崖 が次第に近づいてきました。浜から腐った海草の臭いが漂い、舟底を砂がひっかきはじめると、若者は、舟から飛びおり、海に足をつけて両手で へさき を押しはじめました。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 ページ位置:30% 作品を確認(amazon)
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着岸する
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前後の文章を含んだ引用
......いまわる小舟の中で、トモギ村のモキチからもらったぼろ野良着をまとったこの男もやはり、あの人たちと同じように、司祭であることが急に可笑しくなったのでした。 真黒な崖が次第に近づいてきました。浜から腐った海草の臭いが漂い、舟底を砂がひっかきはじめると、若者は、舟から飛びおり、海に足をつけて両手で舳を押しはじめました。私も浅瀬に足をつけ、塩からい空気を深く吸いこみながらやっと浜にあがりました。「ありがとう。部落はこの上だね」「パードレ、わしあ……」 表情はみえなくても声で、私......
単語の意味
砂(すな)
足・脚・肢(あし)
・・・岩石が細かくなったもの。岩が徹底的に砕かれたもので有機物が含まれていない。そのため、土(有機物が含まれる)と違って、植物は育ちにくい。砂場や砂漠に雑草が生えにくいのもこのため。
足・脚・肢・・・1.動物の胴体の下から左右に分かれて伸びている部分で、歩いたり体を支えるのに用いる部位。とくに、足首から下の部分をさすこともある。
2.台を支える棒状の部分。物の本体を支える、突き出た部分。また、地面に接する部分や、物の下や末端部分。「テーブルの足」
3.歩くこと。走ること。また、その能力。「足が速い選手」
4.行くこと。また、来ること。また、そうするための手段や乗り物。「客の足がとだえる」「足の便がいい」
5. 餅(もち)などの粘り。こし。
6.損失。欠損。借金。また、旅費。
7.その他、足の形や動きから連想されできた表現として、
・食べ物の腐りぐあいや、商品の売れ行き。「足がはやい」
・(脚)漢字を構成する部分で、上下の組み合わせからなる漢字の下側の部分。「照」の「灬(れっか)」、「志」の「心(したごころ)」など。
・雨や雲、風などの動くようす。「細い雨の足」
・(足)過去の相場の動きぐあい。
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舟の舳はザリザリと音をさせて砂地へ着いた。
志賀 直哉 / 焚火「城の崎にて・小僧の神様 (角川文庫)」に収録 amazon
浜に 舳先へさき を乗り上げて小舟は止まった。
浅田次郎 / ラブ・レター「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
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