頬がこけるほど待ち続けて
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:2% 作品を確認(amazon)
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待つ
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前後の文章を含んだ引用
......に歩く。邪険に電話を切った後に、いつもやりきれない孤独感が湧き上がってくる。 電話ばかり待っていた時期があった。かかってこないとわかっている黒崎俊一からの電話。頬がこけるほど待ち続けて、やっぱりとうとうかかってこなかったから、そのことがあんまり辛かったから、こんなに電話が怖くなったのだろうか? いっそ携帯電話も家の電話もなしで暮らそうか、と何......
単語の意味
頬(ほお・ほほ)
頬・・・顔の一部。顔の両脇で、口の真横にあるやわらかい部分。ほっぺ。ほっぺた。
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待つの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
シャツを着たお父さんがしょんぼり煙草をふかして私を待っていた
林芙美子 / 新版 放浪記
(待ちくたびれる)帰りの遅い夫を待ちくたびれて、食卓にうつ伏したまま 転た寝 をした
向田邦子 / 男眉「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
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(脂肪に指をのめり込ませる)脂肪に指を突き立ててみる。内臓の壁が半回転する。
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
彼の親指は丁寧に彼女の下唇を撫でた。彼女は口を半分開いてそれを気持良さそうに受け止めている。そのうちに爪は裏返り、親指の背の全部を彼女の唇に当てて行ったり来たりさせる。まるで弦楽器の弓のように。
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
タオルを手に取って顔をごしごしと拭くと、パイル地が皮膚にこすれて心地良い痛みが伝わった
鷺沢萠 / 帰れぬ人々 amazon
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