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(若者が)自転車の上に四ツ 這いになり、頭を こめ つき 機械のように動かしながら走っていた。向い風では、上体を全体右に左に揺り動かし、いかにも苦しそうだが、再び追い風に来ると、急に楽になり、早くなる。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:74% 作品を確認(amazon)
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前後の文章を含んだ引用
......霞み、その上を薄墨色の雲が騒がしく飛んでいた。変に張りのない陰気臭い日だった。 公園の運動場で自転車競走の練習をしている若者があった。赤色のシャツ、猿股の姿で、自転車の上に四ツ這いになり、頭を米搗機械のように動かしながら走っていた。向い風では、上体を全体右に左に揺り動かし、いかにも苦しそうだが、再び追い風に来ると、急に楽になり、早くなる。謙作は往来端に立ち、少時それを眺めていた。 間もなく末松が来て、二人は歩きながら話した。「ちょっと見て貰えばよかったな。なんでも藤原時代の盛花をする器だというん......
単語の意味
追い風(おいかぜ)
上体(じようたい)
追い風・・・1.着物に染み込んだお香の匂いを伝えて来る、ほのかな風。
2.船の進む方向に、後ろから吹いてくる風。
上体・・・身体の腰から上の部分。上半身(じょうはんしん・かみはんしん)。
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前輪が木の根にとられてずるりと滑った。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon関連カテ自転車ころぶ・転倒する
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