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筆はますます渋るばかりだった。軽い陣痛のようなものは時々起こりはしたが、大切な文字は生まれ出てくれなかった。
有島武郎 / 生まれいずる悩み ページ位置:17% 作品を確認(青空文庫)
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アイデアが出ない・生みの苦しみ
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前後の文章を含んだ引用
......ころがもう君は来やしない。停車場からの雪道はもうとうに埋まってしまったに違いないから。私は吹雪ふぶきの底にひたりながら、物さびしくそう思って、また机の上に目を落とした。  筆はますます渋るばかりだった。軽い陣痛のようなものは時々起こりはしたが、大切な文字は生まれ出てくれなかった。こうして私にとって情けないもどかしい時間が三十分も過ぎたころだったろう。農場の男がまたのそりと部屋にはいって来て客来を知らせたのは。私の喜びを君は想像する事がで......
単語の意味
渋る(しぶる)
渋る・・・順調でなくなる。スムーズでなくなる。ためらいがちになる。出し惜しむ。
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武士道のヨーロッパにおける原型である騎士道
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