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(病院の地下室)薄暗い裸電球が鉄管のむきだした天井にポツン、ポツンと点っている。むかしはこの地下室に病院付属の売店や喫茶室があったのだが、今はそうした部屋も 埃 だらけにうち捨てられ、空襲のあった場合の患者退避所に使われている。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 ページ位置:91% 作品を確認(amazon)
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......と憎しみとのまじりあった気持を感じながら心の中でそう、呟いた。 昇降機が地下室にとまるとノブは二人の間におかれた担架車の柄を握ってつめたい廊下に曳きずり出した。薄暗い裸電球が鉄管のむきだした天井にポツン、ポツンと点っている。むかしはこの地下室に病院付属の売店や喫茶室があったのだが、今はそうした部屋も埃だらけにうち捨てられ、空襲のあった場合の患者退避所に使われている。 死体置場は廊下の突きあたりにあるのでノブが担架車をそちらに向けた時、今まで黙って後から監督していた大場看護婦長が、「反対側です。上田さん」とおさえつけるように......
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表口の 硝子ガラス 戸が明々と光を道に投げている。
野間 宏 / 暗い絵「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
部屋いっぱいに差した冬の日差しが曇り、そしてまた明るくなった。
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松本 清張 / 真贋の森「松本清張ジャンル別作品集(3) 美術ミステリ (双葉文庫)」に収録 amazon関連カテほこり・風塵・土けむり室内に差し込む光
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