TOP > 風景表現 > 家・建物 > 店・建物の佇まい・外観
砂浜の小さな破船のような茶屋
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:29% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
店・建物の佇まい・外観
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......く、その娘は私を案内してくれた。うすむらさきのなぎなたほおずきを、器用に鳴らしながら、娘は私を連れて家へ引返してくれた。 日在浜のはずれで、丁度長者町にかかった砂浜の小さな破船のような茶屋である。この茶屋の老夫婦は、気持ちよく風呂をわかしてくれたりした。こんな伸々と自然のままな姿で生きていられる世界もある。私は、都会のあの荒れた酒場の空気を思い出......
ここに意味を表示
店・建物の佇まい・外観の表現・描写・類語(家・建物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
十二月の雨に濡れた三本脚の黒犬みたいに哀しげ(なホテル)
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
明るくそのくせ硬そうな白っぽいコンクリートの肌
原田 康子 / 挽歌 amazon
桃色の練菓子に緑の刻みを入れたような一掴みの建物だ。
岡本かの子 / 巴里のキャフェ
このカテゴリを全部見る
「家・建物」カテゴリからランダム5
お天気の日を選んで夜店を出す
林芙美子 / 新版 放浪記
(建物が)自分に向って生きもののように大きく全身を開いているのを感じた。
安岡 章太郎 / 海辺の光景 amazon
杉垣に植込みの茂った、こぢんまりした平家で、いかにも病妻を養うにふさわしい構え
松本 清張「点と線 (新潮文庫)」に収録 amazon
普門寺は日だまりに転び寝したような閑寂さの中に古りさびていた。
石川 達三 / 日蔭の村 amazon
古い自動車が二台雨ざらしになっていた。どちらの車にもタイヤはなく、ボンネットは開けられて内臓をひきずり出されていた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
家・建物 の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ