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切れた電話を耳に当てたまま立ちすくみ、断続する機械音を聞いている。首のあたりの太い血管を通り抜けていく血の音も聞こえる。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:92% 作品を確認(amazon)
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電話を切る・終話
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前後の文章を含んだ引用
......たし、自分でも何をするかわからないから」 脅しつけるような凄んだ声になる。「わかった」電話の向こうの声がたちまち緊張する。「三十分で行くからそこを動かないで」 切れた電話を耳に当てたまま立ちすくみ、断続する機械音を聞いている。首のあたりの太い血管を通り抜けていく血の音も聞こえる。 美鈴に電話をしなければと思う。 呼び出し音を聞きながら、のろのろとまたベンチにもどる。姉の家の日当たりのいいダイニングルームが目に浮かぶ。「もしもし、リンちゃ......
単語の意味
立ちすくむ(たちすくむ)
首・頸・頚(くび)
立ちすくむ・・・驚きや恐怖で身動きが取れなくなり立ち続けること。立ったまま動けなくなること。
首・頸・頚・・・1.頭と胴体をつなぐ細い部分。頸部(けいぶ)。また、「頭」そのものを指す場合もある。
2.1に似た役割を果たす部分や似た格好の部分。衣服の襟(首にあたる部分)。「びんの首」「セーターの首」など。
3.免職や解雇することをあらわす。首を切るという意味から。
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まるで発作のたかまりの究極で、生命の糸が引きちぎられるかのように、ぷつんとその電話は切れた。そしてあとには漂白されすぎた下着のような暖かみのないがらんとした沈黙だけが、残った。
村上春樹 / ローマ帝国の崩壊・一八八一年のインディアン蜂起・ ヒットラーのポーランド侵入・そして強風世界「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
押しつけるように受話器を置いた
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