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四十代で肩ががっちりとして、険しい顔つきをしている。記者というよりは刑事か自衛官のほうが相応しい風貌だった。妙に鬼気迫る威圧感がある。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:34% 作品を確認(amazon)
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丈夫・がっしりした体つき
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前後の文章を含んだ引用
......記者なら、誰だか分かりますも何もないだろう。 雪見は彼の意図が見えず、警戒して名刺を受け取らなかった。 公園で車の中から見ていた男だと、寺西の眼を見て気づいた。四十代で肩ががっちりとして、険しい顔つきをしている。記者というよりは刑事か自衛官のほうが相応しい風貌だった。妙に鬼気迫る威圧感がある。「梶間さんの家の方ですね?」 無骨な口調が続いた。敬語に違和感を覚えるくらいだ。雪見が答えないのを認めたと受け取ったらしく、彼は言葉を続けた。「亡くなられた梶間......
単語の意味
妙(みょう)
鬼気(きき)
険しい・嶮しい(けわしい)
風貌(ふうぼう)
顔付き(かおつき)
妙・・・とてもいい。非常に優れている。または、不思議、奇妙なこと(さま)。
鬼気・・・鳥肌が立つほど不気味な気配。恐ろしい雰囲気。
険しい・嶮しい・・・1.山や崖などの斜面が急で、登るのが困難なさま。
2.問題を抱えている事態の解決に困難が予想されるさま。
3.緊張や怒りのために、言葉や表情がきついと感じられるさま。
4.自然現象などが、荒々しく近寄りがたいさま。激しいさま。
2.問題を抱えている事態の解決に困難が予想されるさま。
3.緊張や怒りのために、言葉や表情がきついと感じられるさま。
4.自然現象などが、荒々しく近寄りがたいさま。激しいさま。
風貌・・・風(ふう)と貌(かお)。風采と容貌。姿かたち。身なりや顔かたちなどのようす。
「風(ふう)」は、人や物の姿かたち。「学生の風(ふう)を装う」
「風(ふう)」は、人や物の姿かたち。「学生の風(ふう)を装う」
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あら鉄 みたいな、黒い、たくましい体
吉川英治 / 野槌の百
わたしを見下ろす角度、肩のカーブ、筋肉の厚み、腰から足へのつながり方、とにかく体型に関する部分は全部、白衣を着ている時と変わらず水泳選手的に美しかった。
小川洋子 / 完璧な病室「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
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陽光に当たってきらりと輝く自分の輪郭をかいま見たりする
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
小肥りに肥って、体も頰っぺたもロースハムのような分家の叔父
向田邦子 / 男眉「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
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