ぽかん、と抜けたような青空だった。
重松 清「流星ワゴン (講談社文庫)」に収録 ページ位置:29% 作品を確認(amazon)
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空・青空
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前後の文章を含んだ引用
......には、どうですか?」 わからない。 橋本さんは、もうなにも言わなかった。 スピードが上がる。 僕は目をつぶる。 閉じた瞼の向こうで、まばゆい光がはじけた。10 ぽかん、と抜けたような青空だった。 ベンチに座って観覧車を見上げていた。 遊園地──? 一瞬思ったが、すぐに、違う違う、と気づいた。ここはビルの屋上だ。僕の暮らす街から丘陵地を越えたところにある......
単語の意味
青空(あおぞら)
青空・・・1.青く晴れた空。雲のない青い空。青く澄んで見える空。碧空。蒼天。
2.他の語に付いて「戸外で行う」「屋外」「露天」の意味を表す。
2.他の語に付いて「戸外で行う」「屋外」「露天」の意味を表す。
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空・青空の表現・描写・類語(空・中空のカテゴリ)の一覧 ランダム5
空が、おりてきそうに青い。今にもさわれそうな純度で、どこまでもはるかに私達の頭上を覆っている。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
空を仰ぐと、遥か高いところで豆粒ぐらいのダイヤモンドのようなものが白くチカチカ輝いていて、眩しくてとても目を開けていられない
三浦哲郎 / ユタとふしぎな仲間たち amazon
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光の衰えた空に、鼠色の膜をかぶった臓物のような雲が低く垂れこめる
倉橋 由美子 / 倉橋由美子の怪奇掌篇 amazon
どんよりと曇っていた空に大きな指を 拡げたような黒雲がゆっくりと流れてきています。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
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