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あれは昭和二十六年やったと言いながら、武内は 朦朧もうろう とした頭の中のそこだけいやに 冴えわたった一隅で、阪神間を一望する芦屋の高台から 眺めた夜の海を思った。
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 ページ位置:26% 作品を確認(amazon)
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思い起こす・記憶をたどる
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......か友人になれなかったりさせるのだった。そうした人間同士が、好むと好まざるとに関わらず結びついて流れ落ちていくさまを、武内はもういやというほど見てきたのである。 あれは昭和二十六年やったと言いながら、武内は朦朧とした頭の中のそこだけいやに冴えわたった一隅で、阪神間を一望する芦屋の高台から眺めた夜の海を思った。「大きな金の賭かった勝負を、芦屋の大金持ちの邸宅でやったことがある。空襲で、あのあたりも火の海になったけど、その邸だけぽこんと一軒残ったんや。大きなシャンデリア......
単語の意味
朦朧(もうろう)
冴える・冱える(さえる)
朦朧・・・意識や視界、意味などがハッキリしないさま。ボーっとしていて、クリアでないさま。おぼろげなさま。ぼんやり。
冴える・冱える・・・1.光や色、音などに濁りがなくて鮮明に感じられる。
2.寒さが厳しくて身が引き締まる感じである。
3.目や頭、体などの感覚がはっきりして調子がいい感じがする。
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