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ベンチに座ったまま、黙って頭を下げる。両手を膝に載せて、深々と、まるで祈りを捧げるように最敬礼した。
重松 清「流星ワゴン (講談社文庫)」に収録 ページ位置:52% 作品を確認(amazon)
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頭を下げる・お辞儀する
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前後の文章を含んだ引用
......んの遊び相手してやりますよ。ひとりぼっちでサッカーやっても、つまらないでしょ」 橋本さんを振り向いて、もう一言──「ついでに、その話もしてみます」。 橋本さんはベンチに座ったまま、黙って頭を下げる。両手を膝に載せて、深々と、まるで祈りを捧げるように最敬礼した。17 ゴールの前に立つ僕に気づくと、健太くんは、わおっ、と口元をほころばせ、ドリブルしていたボールを右足で踏んづけるように止めた。のけぞりそうになった体を、両腕......
単語の意味
膝(ひざ)
膝・・・1.足の関節部で、腿(もも)と脛(すね)とを繋ぐところの前面。腿と脛の境の前面部。膝頭(ひざがしら)。
2.座ったときの、腿の上側にあたる部分。大腿部(だいたいぶ)。
2.座ったときの、腿の上側にあたる部分。大腿部(だいたいぶ)。
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英国の女王の前に出たときのように深々とお辞儀する
大庭 みな子 / がらくた博物館 amazon
大地に額をつけて、何度も鉄冠子に御時宜 をしました。
芥川龍之介 / 杜子春
ぺたりと畳に平蜘蛛のようにお辞儀をした
今 東光 / 夜の客「日本文学全集〈第59〉今東光・今日出海集 (1969年)お吟さま 痩せた花嫁 鶏頭 夜の客 他 山中放浪 天皇の帽子 他」に収録 amazon
学芸会のようなお辞儀
横山 秀夫「クライマーズ・ハイ (文春文庫)」に収録 amazon
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(すばらしいフラダンサー)ひとたびあざみさんが右足を前に出して踊りのかまえに入り、音楽やイプという太鼓の音が聞こえてきた瞬間に、何かが変わる。彼女をとりまく空気もぴんとはりつめ、空間がさあっと広くなるのがわかる。 ほんとうにすばらしいダンサーは世界を止めることができるのだと私は思っていた。 そして彼女が踊り出すと、そこから魔法が始まる。感覚の全てがオンになって、彼女は自分から選んで神や世界への供物になる。きっと神様はどん欲で、お米や花や果物が盛ってあるお皿では満足しない。美しく神聖な女が動いていないとだめなのだ。美しい肉体は別に求められていない。きっと彼女のまわりで動いている空気の色や質が見たいのだと思う。 神様、その気持ちわかります。と私はいつでも思う。そう思うとき、神様を近しく感じる。 これ以上に神が創った世界を讃えるやりかたがあるだろうか、とあざみさんの踊りを見ていると思うのだ。あざみさん本人さえも世界への愛を表す道具になってしまうくらいに、踊りは彼女を乗っ取り、この世の奇跡の流れの一部にしてしまう。
よしもとばなな / まぼろしハワイ「まぼろしハワイ」に収録 amazon
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