酒に酔う・酔っ払うの表現・描写・類語(その他の気分のカテゴリ)の一覧 ランダム5
次第にからだが暖かになる。眼のふちがぽうっとする。耳がほてる。歌がうたいたくなる。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
(元々色黒で)酒に 火照って赤黒かった陣治の顔色は、駅の照明の下で見るとコンクリートのような色に変わっている。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
三杯目を干した頃に、胃の底の方に、ぽっとバラ色の火がともったような感じがあった。《…略…》胃の中の小さな火が、野火のようにだんだんと燃え広がり、胃全体があたたかくなった。胃はおれの体の中で、猫のように気持ちよさそうなまどろみを始めた。酔うというのは、体が夢を見ることだ。
中島 らも / 今夜、すベてのバーで amazon
酒の匂いを胸の間からさせる用水兵長
野間 宏「真空地帯(新潮文庫)」に収録 amazon
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意識がひどく弛緩して、暗黒植物のようにふやけて
村上 春樹 / ノルウェイの森 下 amazon
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