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......だってそうしたいさ。だがな、なんせ直属の上司がそれじゃあ納得しない」「財前部長がか。珍しくご執心だな」　横から口を挟んだのは、色黒のがっしりした体格の男だった。よく飲む男で、いまの乾杯でほとんどジョッキを飲み干し、もうメニューを開いて次の飲み物を選んでいる。「執心というか、勘違いというか」　富山はいった。「ウチの部長の交渉力がもっとあれば、こんな面倒なことにはならなかったんだがな。君ら同様、迷惑しているのはオレも同......