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(遺品のかんざしを)見つめていると、ありし日の女の姿が、ぼっと、眸にひろがって来る気さえする。
吉川英治 / 無宿人国記 ページ位置:25% 作品を確認(青空文庫)
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......魂が、おれを国へ……」  ぽろんと、銀脚ぎんあしかんざしを、指先から落して、 「お里のにおいが」  と、ぞっと、背中に寒いものを、感じた。  まだ、女の髪油かみあぶらが、生々なまなまと、曇っている。見つめていると、ありし日の女の姿が、ぼっと、眸にひろがって来る気さえする。  かっと一時の感情で、自分の手にけた里次のかんざし――。その生首くびをつかんで、堀の茶屋へ逃げこんだ際、あの突嗟とっさに、生首くびは、丁字の木の蔭にけたのであるが、釵は、釵だけ......
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姿・形・容・態・躰・體・軆・骵(すがた)
姿・形・容・態・躰・體・軆・骵・・・1.身体の形。からだつき。人のからだの格好。衣服をつけた外見のようす。
2.身なり。容姿。
3.目に見える、人の形。人の存在。
4.物の、それ自体の形。物一つ一つの全体的な印象。
5.物事のありさまや状態。事の内容を示す様相。
以下の文字は訓読みで、「すがた」と読める。
[形・容・態・躰・軆・體・骵]
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魂の抜けた彼女の姿
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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