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空は曇っているので海は鈍い褐色を帯びている。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 ページ位置:63% 作品を確認(amazon)
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雨雲・暗雲
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前後の文章を含んだ引用
......の牀机を指さして、司祭に坐るように言う。取調べを受けるためと思いこんでいた司祭にとってはこの待遇はいささか、意外だった。 灰色の砂がなだらかに拡がり入江に続き、空は曇っているので海は鈍い褐色を帯びている。浜を嚙む単調な音は司祭に、モキチとイチゾウの死を思い起させる。あの日、海には絶え間なく霧雨が降り、その雨の中を海鳥が杭のそばまで飛んでいた。くたびれたように海は......
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褐色(かっしょく)
勝色・褐色・搗色(かちいろ)
褐色・・・黒色を帯びた茶色。
勝色・褐色・搗色・・・1.真っ黒に近い、濃い藍色。深藍色。「勝色」として縁起がいいとされ、鎌倉時代の武士に愛好された色。
2.襲(かさね[=平安時代の衣服])の色目(いろめ)の名前。表裏ともに萌葱(もえぎ)色。
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