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お喜乃は、何もいえなかった。氷の中の花のように、凍っていた。
吉川英治 / 治郎吉格子 ページ位置:94% 作品を確認(青空文庫)
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(恐怖や緊張で)身がすくむ・体が動かない
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前後の文章を含んだ引用
......眼を塞 ぐ最期にだって、生涯のうち、一つぐらいは、きれいな憶い出がねえのは淋しい。十三夜の晩だけを覚えて、おめえとは、このまま、別れることにするよ」 「…………」 お喜乃は、何もいえなかった。氷の中の花のように、凍っていた。 「達者でいねえ」 ――十三夜だ、後の月だ、治郎吉は、こんな月は、生れてから、見たことがないと思った。 「おれも、もう少しゃ、生きているぜ。そうよ、俺の稼ぎは、金じ......
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(恐怖や緊張で)身がすくむの表現・描写・類語(恐怖・不安のカテゴリ)の一覧 ランダム5
金縛りにあったように身動きができなくなった。
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 amazon
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言葉につかえる・言葉を探すの表現・描写・類語(言葉を交わすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
言葉を探しているのだろう。彼の口は、彼自身の体重よりも重そうだった。
伊坂 幸太郎 / オーデュボンの祈り amazon
ぼくは自分の中に言葉を探した。でも言葉は見つからなかった。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
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「恐怖・不安」カテゴリからランダム5
その必死すぎる目に引き込まれないように、心をそらした。街灯に照らされた小さな手を見ていた。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
「緊張」カテゴリからランダム5
冷たい汗が気味悪く腋の下を伝った。
梶井基次郎 / 冬の日
「言葉を交わす」カテゴリからランダム5
そう言う母のまなざしには「こうなったのはおまえにも責任がある」と言わんばかりの含みがあった。
吉本 ばなな「アムリタ(下) (新潮文庫)」に収録 amazon
(即答)自分の中の答えはそれしかないといった顔で即答した。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
もごもごと口ごもりつつ、時に詰まって唸りつつ、考え考え言葉を紡ぐ。
あさの あつこ「ガールズ・ブルー〈2〉 (文春文庫)」に収録 amazon
普段一度も云ったこともない言葉をしゃべり出して、自分でどまついてしまった。
小林多喜二 / 蟹工船
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