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トンカツのパン粉がザラザラと立っている。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:90% 作品を確認(amazon)
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粗い感触
カツレツ・トンカツ
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......っぽになる。細った液体が、捩れて、切れぎれに、泡立ちながら、グラスのなかの液体につながる。夢だ。こんなふうにどうしても身体が浮いているのが夢であることの証拠だ。トンカツのパン粉がザラザラと立っている。見ないようにしながら、一口かじる。噛みとった肉から、今までに食べたどんな肉よりも肉らしい臭気と香味が溢れ出て口中にひろがる。まるで肉ではなく肉の記憶を口いっぱい......
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カツレツ・トンカツの味、おいしさを伝える表現・描写(肉料理・加工品のカテゴリ)の一覧 ランダム5
豚肉を揚げただけのものが、これほどに、店によってちがうものか……と、おもうほどにちがう。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
さっくりと揚がったトンカツで焼きたてのご飯を食べていると、自分の日本人度をつくづく感じてしまう
松本仁一 / アフリカを食べる amazon
狐色に揚がったやつにナイフを入れると、バリッところもがはがれる。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
豚肉にコロモとパン粉をつけ、油で揚げたポークカツレツは、子供のころの私たちにとって最大の御馳走だった。
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 amazon
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羽根布団のように柔かい。
石坂 洋次郎 / 若い人 amazon
ぬれた金物がべたべたと糊 のように指先に粘りつく
有島武郎 / 生まれいずる悩み
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三本の焼き鳥を、全部串からはずして皿に並べてみた。 すると、とたんに、それまで堂々三本の威容を誇っていた焼き鳥は、なんともつまらぬ、平べったくだらしない食べ物に変貌してしまったのである。 鳥、ネギ、鳥、と、順序正しく並べられたまん中を貫く一本の串、これが焼き鳥全体に秩序と威厳を与えていたのだ。全体をキリリと引きしめていたのだ。
東海林 さだお「タコの丸かじり」に収録 amazon
マヨネーズで和えてサンドイッチの具にするか、キャベツと一緒に炒めたり煮込んだりするか、いずれにせよチープでお手軽な食材の代表選手。
中村 うさぎ / ショッピングの女王 amazon
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